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小説の神様 (講談社タイガ)

2016.07.05

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青春

小説は、好きですか? / 小説の神様 相沢沙呼

先日知り合いから聞いたことなのだが、 就職活動中の学生を除けば、現代社会においては『読書』というものは、もはやマイナーな趣味になってしまったのだという。 その際はそんな馬鹿なことと思ったのだが、考えて…

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また、同じ夢を見ていた

2016.03.12

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青春

あなたはいま、幸せですか? / また、同じ夢を見ていた 住野よる

夢というものは不思議なもので、見ているときはそれが夢だと気づかない。 一昔前に流行った明晰夢などといったものは例外として、一般的にはそのさなかでは、夢は現実と変わらない。 それなのにそれは目が醒めると…

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リカーシブル (新潮文庫)

2015.08.14

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BOOK

不安のあとに現る恐怖/リカーシブル 米澤穂信

8月も半ばに差し迫り、いまやお盆真っ只中。連日蒸し暑い日が続き、ニュースでも最高気温を更新したという情報が毎日のように入ってくる。まさしく夏真っ盛りといったところだ。 そんな寝苦しい夏の夜を過ごす知恵…

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君の膵臓をたべたい

2015.07.28

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BOOK

ひとと関わり、生きるということ/君の膵臓をたべたい 住野よる

少し前にネット上で話題になった作品に『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った』というWEB漫画がある。 実の母親の闘病生活やその死後についてを自伝的に綴ったエッセイ漫画で、生きているということ、死…

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オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)

2015.06.26

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BOOK

きっと何者にもなれないぼくたちに告げる/オーダーメイド殺人クラブ 辻村深・・・

先日友人がtwitterにて、オタク暦15年目に突入したというような話をしていた。そうして考えてみると、(15年には少し届かないが)わたしもオタク文化に触れるようになってから随分久しいということに気が…

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ロートケプシェン、こっちにおいで (創元推理文庫)

2015.02.02

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BOOK

魔法使いになるための方法 / ロートケプシェン、こっちにおいで 相沢沙呼

”あたしは、驚いて肩越しに、その声が聞こえた方を見る。 魔法なんて、あるのかなぁ。夢見がちな乙女だった頃、あなたがこの歩道橋で呟いた言葉。 ねぇ、ユカ。 魔法って、本当にあるみたい。” わたしはお酒が…

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宇宙人相場 (ハヤカワ文庫JA)

2015.01.20

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BOOK

世界を繋ぐ創造性 / 宇宙人相場 柴村裕吏

「勘違いしてませんか。やらなければならないことを、リスクという表現で隠すのが嫌いってだけです」 「よし、買った」 妙の父は静かに言った。ひどくすごみのある、言葉だった。 「喧嘩ですか」 「いや、お前を…

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バリ3探偵 圏内ちゃん (新潮文庫)

2015.01.14

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BOOK

現代のコールドリーディング / バリ3探偵 圏内ちゃん 七尾与史

圏内ちゃん:15秒前 朔ちゃんは気にしなくていいの。カレーの準備お願いね♪ この世界には情報が溢れている。 現代社会は高度情報化社会だとよく言われる。 情報化社会とは、”情報”が諸資源と同様に価値を持…

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くちびるに歌を (小学館文庫)

2014.12.31

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青春

小さな一歩、踏む出す勇気 / くちびるに歌を 中田永一

「みんな、わらって」 すこしはなれたところから、横峰カオルのささやくような声が聞こえてきた。ちらりとそちらを見ると、目があって、口元に笑みがひろがる。 私の声が聞こえて、その言葉を遠くの部員につたえて…

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