「楽園」本誌掲載中から話題を呼んだ「放課後プレイ」で大人気の作者が初めて挑むSMの世界。
緊縛する事で解放される美を丹念に描いた表題連作待望のコミックス化。
描きおろし16p&カット多数。 2014年5月刊。
“放課後プレイ”などで有名な黒咲練導さんの新刊。
この人の作品は自分好みの暗いエロが多いので、今作もとても楽しみにしていました。
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マニアック
こちらの漫画、題材が”縛り”です。
一昔まえにZOZOTOWNで話題になった”SHIBARI MA-1″ではありません。
そうです。プレイの”縛り”です。亀甲縛りとかが有名なアレです。
全年齢対象の漫画で”縛り”を主題に置いた漫画はみたことがありません。
(もしご存知の方がいらっしゃったら教えていただければ…)
漫画の内容を一言で説明すると、
“職人(師匠)に縛りを教えてもらった女子高生が同級生の女の子を縛る”
という話です。
この一言だけで充分にマニアックさが伝わるのではないでしょうか。
そして百合です。素晴らしい。
女性が女性を縛る図はとても良いですね。
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行間を読む
黒咲練導さんの作品を通して言えることかと思うのですが、
行間を読まないといけないので体力を使います。
その原因として、
- 台詞自体が非常に少ない
- 登場人物の感情の起伏が激しすぎる
- 場面がよく動くわりに、話自体は淡々と進む
などが考えられるのですが、
何も考えずに読む勧めると、スラスラと読めすぎて登場人物に共感しづらい部分が多いです。
そのため、読み進めると同時に、少し立ち止まり登場人物の心情を考える時間が必要でした。
自分の読解力に問題がある可能性も大いにありますが…
ただ、以前読んだ”レセプタクル”でも同様の感想も持った記憶があるので、黒咲練導さんの作品は上手いこと行間を読まないといけないのかなという印象です。
何やら難しい感じに書いてしまいましたが、
漫画は何も考えずに楽しく読みたいという方にも、黒咲練導さん独特のエロを楽しむために購入するのことをオススメしたいです。それくらい独特のエロさがあります。
私も読んでいる最中は色々と解釈を考えましたが、読後は”とりあえずエロかった”という感想でした。
ところで、縛りを覚えると女子高生からモテたりするんですかね…
今後のために覚えた方がよいですかね…