道満晴満さんの短編集です。
道満さんの漫画で初めて読んだのが「ぱら☆いぞ」だったのですが、絵柄・テンポ・あけすけな下ネタ、どれをとっても好みにストライクだったため、今回の短編集も発売が発表されたからずっと心待ちにしていました。
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国外B級映画感
独特の雰囲気でB級映画を見ているような感じを受けました。
「ニッケルオデオン」という単語自体が映画館を示す言葉ですしね。(wiki参照)
話だけではなく、元ネタを知っている人は思わずニヤッとしてしまうようなギリギリのオマージュを使ってくる手法は、まさに国外のB級映画。原作に対するリスペクトを感じます。
道満晴明さんはきっとかなりの映画フリークスなのでしょう。
私には分からないオマージュも多々ありましたが、映画好きの方なら話の内容以外にも楽しめる部分がたくさんあるはずです。
8ページという少ない内容のなかで、
どこからこの発想が生まれるのかと思うほど、独創的なテーマ。
そして、所狭しと動き回る個性的な登場人物たち。
感動的な話からシュールなネタまで盛りだくさん。
月並みな言葉になりますがこれ以上この漫画を表す言葉が見つからない!!
“とても面白かった”です。
題名に【赤】と書いてあるということは他の色もそのうち出るのですかね。
楽しみです。