“干物女”という単語から「ホタルノヒカリ」を思い出す人は多いと思います。
ひうらさとるさんの漫画が原作で、綾瀬はるか・藤木直人主演で2クールにわたってドラマ化もされました。
外ではかっこいい女性が、家ではどうしようもない自堕落な生活をしている…というギャップが男女問わず人気を博した作品です。
さて、今回ご紹介する『干物妹!うまるちゃん』は、そんな干物女というギャップに妹要素を追加したなんともマニア心をくすぐる作品です。
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干物妹(ひもうと)
眉目秀麗・頭脳明晰・品行方正と、絵に描いたようなヒロインである“土間埋(うまる)”。
そんな完璧超人なイメージのうまるが、家に帰った瞬間にだらけた二頭身に変身しダラケの限りを尽くします。
そう、彼女は美妹(びもうと)ならず干物妹(ひもうと)だった…!!
この作品は、そんな干物妹のうまると、同居している兄である“タイヘイ”のほのぼのとした日常生活が描かれています。
うまるのダラケっぷりはあまりにもヒドくて、思わず目を覆ってしまいたくなるほど…
横になりながらポテチやコーラを摘み、ゲームやネットサーフィンに勤しむ姿は典型的なダメ人間です。
明らかに社畜なのに家事全般をしっかりとこなしているタイヘイとのギャップに切なくなってしまいます。
…しかし、ダラける姿も可愛い!
“可愛いは正義”を体現したような狡さがあります。
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美妹(びもうと)
家でのだらけたシーンが長く続くと、彼女が外では美妹として通っているのを忘れてしまいそうになりますが、もちろん、家の外での話も盛りだくさん。
そのときの、本性の干物妹を抑えて美妹の仮面を被っているギャップから生まれるう事件や、友人たちとの食い違ったやりとりも非常に面白いです。
腹黒タイプの表裏があるキャラクターはよく見かけますが、この手のだらしなさと優等生の表裏は少女漫画以外ではあまり見かけない気がしますね。
方言女子!
また、その他の登場人物もことごとく可愛らしいです。
人見知りで強面の「本場切絵」や、ことあるごとにうまると張り合おうとする「橘・シルフィンフォード」など、個性的なキャラクターが登場します。
なかでも個人的に一番可愛いと思うのは「海老名菜々」。
うまると同じアパートに住んでいる、秋田県から上京してきたうまるの同級生で、タイヘイにほのかな憧れを抱いています。
外見やオドオドした感じもさることながら、テンションがあがると出てします秋田弁が最高に可愛い。方言女子は素晴らしいですね。
なぜか、兄以外には未だにバレていないうまるの干物妹っぷり。
今後バレてしまうことはあるのでしょうか…
また、そのときの周りのリアクションは…!!
ほのぼのとした日常系ですが、続きが気になる作品です。
7月からアニメが放送される本作、一足先に目を通しておいてはいかがでしょうか。