日々の生活に疲れたあなたに、アキリの『ストレッチ』

ストレッチ(1) (ビッグコミックススペシャル)

突然ですが、運動をしていますか?
中高生のうちは部活動や体育の授業で汗を流し、大学時代は運動量はガクッと減ったものの体力を若さで補うことができました。

しかし、社会に出てからは体力は減っていくばかり…
社会人になってから最初の数年は体力の衰えを感じなかったものの、二日以上の徹夜が辛くなり、帰宅してから自分の趣味に打ち込むのが辛くなり…
…ここ数年での体力の衰えが深刻です。

同年代にも、以前よりも規則正しい生活心がけたり、ジムに通いだしたという人が徐々にではありますが増えてきています。
しかし、仕事や付き合いの関係で、これらの習慣を徹底するのはなかなか難しい…
そんなあなたにオススメしたいのが、本作『ストレッチ』。

日常生活を送りながらでも簡単に取り組めるストレッチの情報が満載です!

スポンサーリンク

feedlyへのリンク

日常系ストレッチ漫画

本作の主人公は、高校時代に先輩後輩の関係だった二人。
OLの慧子と、医大生の蘭の二人です。

高校時代はそこまで仲良くはなく、卒業してからも連絡を取り合っていたわけではなかった二人でしたが、東京で偶然の再会を果たし、縁あって共同生活を始めます。

その同居生活のなかで起こる様々な出来事やイベントを、主人公たちの和気あいあいとした掛け合いやシュールな笑いなどを含みつつ、ゆるやかに暖かく進行していきます。
アキリさんの奇麗な絵と、内容のほのぼのとした雰囲気だけで日常系漫画として読む価値は充分にあります。

しかし、本作の魅力はそれだけではありません。
冒頭でも書いたように、そしてタイトルの通り『ストレッチ』こそが、この漫画の特徴。
日常生活のなかで、何かにつけてストレッチをする描写がでてきます。

  • 喋りながらストレッチ
  • 食後に寝転がりながらのストレッチ
  • 散歩をしながらのストレッチ

よくぞこんなに日常生活にストレッチを組み込めるものだと呆れてしまうほどです。
なんの変哲もないストレッチの描写も、かっこいい先輩と可愛い後輩という関係の二人が行なっているだけでなぜこんなにも魅力的に映るのでしょうか。
どことなく百合の雰囲気を感じます。

スポンサーリンク

akanesus.com

実際にできるストレッチ

また、本作で紹介されているストレッチは、一つ一つ丁寧な説明が分かりやすいイラストと共に描写されているので、読みながら実際に試してみるのも本作の楽しみ方のひとつだと思います。

私も、本作を幾つか試してみたのですが、体が少し楽になった(気がします)。
料理漫画や食べ歩き漫画以外で、得た知識が実生活の役に立つのは珍しい経験でした。

また、座ったままで出来るストレッチなども数多く紹介されいて、覚えておけば日常生活やデスクワーク時に役立ちそうです。

ヘビーな書き下ろし

上で、本作を“典型的な日常系”と書いたのは基本的な話の流れと連載時の印象で、書き下ろしを含めた単行本で読むと少し違った印象を受けます。
なぜなら、本編では描かれていなかった同居にいたるまでの経緯や、各々の主人公が抱えていた問題が書き下ろし徐々に明らかになってくるからです。

一般的にサイドストーリーや読者が好みそうな内容が入ることが多い書き下ろし…
このような物語の根幹に関わるような部分を本編ではなく書き下ろしに入れるのは、本作がネットコミックだからこそでしょうか。

比率は本編と比べると非常に少ないですが、読み応えのある内容になっています。
一方で、連載時そのままのほのぼのとした内容のみを想像していた人は、若干面食らってしまうかもしれません…

先にも書いたように、この漫画はネットコミック『やわらかスピリッツ』で連載中なので、興味のある人は最初の覗いてみてはいかがでしょうか。

アキリ≒東山翔

余談になりますが、本作『ストレッチ』の作者であるアキリさん。
絵柄が東山翔さんにものすごく似ています。

東村さんといえば、コミックLOや百合漫画『prism』で一部コアな層から絶大な人気を博していたものの、トレス問題をきっかけに姿を消してしまった漫画家さんです。
本作が発売された際にも、インターネット上で話題になっていました。

もしかしたらアキリさんがこの件について公式のコメントをしているのかもしれませんが、自分は見つけることができませんでした。
本作を読んで、絵柄を気に入った人は東山翔さんの作品を購入してみるのをオススメします。
同一人物かは定かではありませんが、気に入ること間違いなしです。

スポンサーリンク

1巻完結の漫画を集めました。

About Author

関東でデザイナーをしています。 サイト制作・装丁等のご依頼等ございましたらお気軽にご連絡ください。   Site:akanesus.com   Twitter:TakemitsuaN