あfろ / シロクマと不明局1巻

シロクマと不明局 (1) (まんがタイムKRコミックス)

花の女子高生を目前に死んでしまった熊本チエコ。
カボチャに騙され、たどりついたは地獄と天国の狭間・煉獄。
聖徳太子とナポレオンが漫才師として活躍するその煉獄で、 チエコは樋口一葉に助けられ…。
「魔法少女ほむら☆たむら」「月曜日の空飛ぶオレンジ。」で大人気!
あfろが描く前代未聞のハートフル・コメディ、待望の第1巻!

あfろさんの新刊です。
“月曜日の空飛ぶオレンジ。”や”魔法少女ほむら☆たむら”とは絵柄や表紙の雰囲気が違ったため、
発売されていたことに全く気付かず、危うく買い逃すところでした。

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相変わらずのハイセンス

今作の舞台は『煉獄』です。
一言で説明すると”死んで地獄行きになってしまった女子高生が、現世に戻るために煉獄で働く話”になります。
この説明だけだと、おどろおどろしい描写と生と死に関する非常に哲学的かつハートフルな物語な雰囲気がしますね。
…そのような話では一切ございません。

少し掘り下げてお話します。
まず、女子高生が死んでしまう具体的な描写はありません。ポックリです。
そして、なんとなく地獄行きが決定します。
煉獄で働くことになった主人公の同居人は、放送作家の樋口一葉と、スイカを売るマリーアントワネット(幼女)です。
ほら、もう何も怖くない。
表紙もとても可愛いですし。

四コマなので、話自体もライトです。
基本的には”ほのぼの日常系”で、話のオチや盛り上がりなどはありません。
所々であfろさん独特のセンスと勢いが光っています。
可愛いキャラクターが勢いよく(≠可愛らしく)動き回るさまは、とても痛快です。
女子高生も樋口一葉もマリーアントワネットもおっさんも、みんな勢いがあって、総じて可愛い。

“月曜日の空飛ぶオレンジ。”で出てきた”つかぽん”も少し登場します。

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そしてマイルドに

そんな相変わらずなハイセンスを貫く新刊ですが、話自体は、前作にくらべて比較的読みやすい。
“月曜日の空飛ぶオレンジ”が非常にぶっ飛んだ話だったため、今作も同じようなテンションな話なのかと構えていましたが、杞憂でした。

前作は、説明や前置きのない設定や唐突な展開が多々あり、
最後に解明されるのかと思っていた能力や伏線も投げっぱなしだったため、とても面白かったものの、そのぶっ飛びっぷりに少し置いていかれた感じがしたのですが、
今作はなんとなく話がわかる!!
もちろん説明のされない謎の設定・キャラクターは沢山あるのですが、舞台が煉獄ということもあって、大体”そういうものなのかな”と思える範囲。
現段階では、物語に大きく影響する謎設定も出ていないです。
とりあえずは、何も考えずに読めるかなという印象です。

逆に、今回は前回ほどのセカイ系(SF)っぽいドキドキは少なかったのが残念といえば残念。

このまま”ほのぼの日常系”として進んでいくのか、
はたまた煉獄や謎の設定を活かした少し不思議(SF)な方向にもっていくのか、
全く予想がつかなくて、次巻が楽しみです。

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1巻完結の漫画を集めました。

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