春になるとウズウズしちゃう(1) (ビッグガンガンコミックス)

なんだこれは!!藤村歩実の『春になるとウズウズしちゃう』

バカ、満開。
全寮制のウェイストランズ学園で繰り広げられるキュートでポップで理解不能な女子高生たちの青春4コマ!!
個性的で可愛いキャラたちが60人以上登場(クマ含む)!!
あなたの推しメンもきっと見つかります。

表紙が可愛くて購入。
カバーがプラスチックになっていて、すごくお洒落。
しかし、よくよく見てみるとタイトルをはじめ、落書き風に書かれている
文字が卑猥。このギャップはとても興味を惹かれますね。

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予想外。

こんな可愛いらしい表紙をして、なんという内容でしょう!!
予想の斜め上をいく内容に戸惑いました。

この表紙の雰囲気であれば、”少しエッチな萌え系四コマ”を想像しても誰も私を責めることはできないと思います。

いざ読み始めてビックリ。
エロ・グロ・ギャグなんでもありのカオスな女子校四コマでした。(エロというよりは卑猥という表現が近いかもしれません)
四コマ内で血の占める割合の多いこと!!
そして、常人には理解できない発想の数々。

一方で、表紙から感じた絵の丁寧さは完璧に予想通りで、四コマという決められたコマのサイズでも、キャラクターたちが縦横無尽に動き回ります。

そして、エロ・グロ・ギャグ、どのネタをとっても非常に秀逸。
意味が分からない部分を含め、気がつけばぐいぐいと引き込まれていました。

この作者の頭のなかを見てみたいと思わせるほどにぶっ飛んでいます。

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読み応え充分

何も考えずにさらっと読めてしまうのが四コマ漫画の特徴だと思います。
しかし、この漫画は読み終わるのにそれなりに時間がかかります。

四コマにしては台詞数が多いことと、四コマでやる意味を感じさせないような日常系四コマとは違い、ひとつひとつのネタが独立しているというのも要因としては十分でしょうが、それ以上に内容が濃い。

読後に物量的な満足感を味わった四コマ漫画はこれが初めてかも知れません。

キャラクター

登場人物が総じて魅力的です。
上のあらすじにもありましたが、登場人物が60人(熊含む)!!
一冊のなかで、この人数を扱う勇気に脱帽です。

そして、その60人が総じて個性的。
なかには無個性を売りにしているキャラクターもいますが、その無個性が逆に個性になるほど、周りが個性的です。
さらに、このたくさんの登場人物の描き分けがしっかりできている辺り本当にすごい。

強いて難点を挙げるのであれば、登場人物が多すぎるため、顔と名前が覚えられないということでしょうか…
しかし、友人とこの漫画について話したときも、”○○な女の子”という特徴を挙げることで登場人物を問題なく伝えることができました。
これだけの登場人物を取り扱っているにも関わらず、特徴を伝えるだけでどのキャラクターかが明確に通じるというのはすごいですね。

新境地

多くの方が初めて手にしたと感じるであろう四コマ漫画です。
“日常系グロ”とでもいうのでしょうか。
違うメディアで例を挙げるのであれば”サウスパーク”や”ハッピーツリーフレンズ”などが近いのかなと思います。

私としては声を大にして友人たちに薦めたいのですが、人によっては引かれてしまう可能性も否定できないのが難しいところ。

とりあえず、グロい描写に抵抗がないようであれば、四コマ漫画を読まない方も手に取ってみていただきたい。
そして感想を教えていただきたいです。よろしくお願いします。

※2014年7月7日に加筆・修正しました。

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