宇宙SFの大河ドラマ!?藤崎竜の『銀河英雄伝説』

銀河英雄伝説 1 (ヤングジャンプコミックス)

まず、『銀河英雄伝説』という作品は、

  • 元々すごく好きな人
  • 名前くらいは聞いたことがある人
  • まったく知らない人

に分かれると思います。

万人が知っている訳ではないけど、漫画や小説、アニメが好きな人なら名前くらいは聞いたことがある……
そんな人の比率が一番大きいのではないでしょうか。

ちなみに、私はそんな“名前くらいは聞いたこのがある人”です。
あなたはどこに分類されていますか?

田中芳樹さんによるSF超大作である本作。
道原かつみさんによる漫画化やアニメ化、さらには演劇やゲームにまで……
ここまで、色々なジャンルに展開されていると、自分と同様に、どこかで目にした・耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか?

そんな有名作『銀河英雄伝説』が、まさかの再コミックス化。
作者は藤崎竜さんです。

封神演義』からはじまり、『屍鬼』や、最近では『かくりよものがたり』など……
長きに渡って活躍されている漫画家さんです。
自分がちょうど週刊少年ジャンプを読み始めときに連載されていた封神演技は、本当に心躍らされる作品でした。

そんな藤崎竜さんが描く『銀河英雄伝説』。
原作を全く知らない私でも楽しめるに違いない…!!
そう思い、本作を手に取りました。

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硬派SF

あらすじや、作品の冒頭で説明されている時代背景などを読んでいく限り、どうやら硬派なSFものらしいです。

遠く、遠く、遥かなる未来――
“常勝の天才”と“不敗の魔術師”と称される二人の英雄、ラインハルト・フォン・ミューゼルとヤン・ウェンリーがこの世に生を受ける。
時代の波濤に煌めく二つの灯火が銀河を翔け、人類の命運を動かす――。
悠久の戦乱に終止符を打つべく現れた、二つの巨星の運命を描くSF英雄譚!!

この古き良き宇宙SFを彷彿とさせる世界観……!
このシリーズが始まったのが1982年らしいので、当時流行していた宇宙SFど真ん中ですね!!

第一巻では、ラインハルトとキルヒアイスの出会いから、貴族幼年学校を経て、軍人になるところまでが描かれています。
ヤンについては、二人の会話のなかのエピソードで、後ろ姿が描かれるだけになっています。

先にも書いたように、原作について全く知識がないので、登場人物や物語の進行が原作通りなのかは分からないです……

今巻は、あくまで導入編といった感じで、大きな盛り上がりはありません。
これから二人が“人類の命運を動かす”ための説明といったところでしょうか。

しかし、二人の意思や目標が丁寧に説明されている分、次巻に向けての期待感は高まる一方です。
この巻で描かれている二人の幼少期は、あくまでプロローグに過ぎないという雰囲気が十分に伝わってきます。
こちらの対談で、藤崎竜さんが「銀河英雄伝説」を大河ドラマにしようとおっしゃっているのも十分に頷けるほどワクワクする引きになっています。
これからどれほど壮大な展開になっていくか、楽しみで仕方ありません。

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もともと藤崎竜さんのファンだった人たちへ

表紙は今までにない仰々しい印象を抱いた本作でしたが、作中の雰囲気や登場人物のデザインはまさに藤崎竜といった感じです。

一方で内容が内容で、かつ原作があるため、あの独特なコミカルさは控えめでした。
ただ、『屍鬼』にも所々コミカルなシーンを突っ込んできていたので、今後はちょくちょく見られるのかもしれませんね。とても楽しみです。

また、もともとのファンの人はよくご存知だとは思うのですが、評価がまっぷたつに分かれる作品が多い藤崎竜さん。
『封神演技』からひとしきり読んではいるのですが、率直に言って理解が追いつけなかった作品もいくつかあったのは否定できません……

今回がどちらの傾向に転ぶのかも、第一巻の段階では分かりませんでした……
ただ、一巻を読んだ段階では、純粋に次巻を読むのが楽しみです。
ワクワク、そしてドキドキしながら次巻の発売を待とうと思います。

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