白石かおる『僕と『彼女』の首なし死体』

僕と『彼女』の首なし死体

本屋で見かけてタイトルに惹かれて購入。

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衝撃のプロローグ

普通は衝撃のラストなどなのでしょうが、この本は初めが一番印象的でした。
なんといっても、朝の渋谷(ハチ公前)に生首を飾りに行く主人公。
とても衝撃的。
始めから後ろ暗い部分のある主人公が出てくるのは新鮮でした。
また、それ以外でも、要所要所での主人公の想像もつかないような行動や動機がとても衝撃的です。
その反面、物語の流れは、割りとよくある流れだったので、そういった意味では安心して読めるのではないかと思います。

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主人公のキャラクター

この小説が楽しめるかどうかは主人公が受け入れられるかどうかだと思います。
言い方は悪い気がしますが、とてもラノベに出てきそうな主人公です。
基本的に冷めていて、ぶっ飛んでいて、能力が高い。そしてモテる。
いかにも最近の主人公属性といった感じで、ラノベ好きな方はこの手の主人公に慣れているかもしれませんが、そうではない方は共感出来ない部分も多いのではないかと思いました。
ただ、事件性がないシーンでも主人公が持つそれらの特徴がうまい具合に出ていて、事件に係る主人公の行動原理やスタンスに納得がいくようになっています。
個人的には、主人公が首をハチ公前に飾った動機(やそれに係る情念)の筆舌に尽くし難い感じがとても良かったです。

まとめ

300ページ弱の内容でしたが、思いの外スラスラと読めました。
グロテスクな描写は少ないですが、死体の描写が随所に出てきて、その書かれ方に心惹かれるものがありました。
久しぶりに読むミステリは面白かったです。

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